デリバレイティブ映画観

~ゆるやか映画感想ブログ~

『ファインディング・ドリー』~八代亜紀とサッチモ~

八代亜紀サッチモ

GWは終わりましたが、映画生活はまだまだ続けていきますよ。

気温も高くなってきて、夏がノックもせずに部屋にはいってきた感じの最近ですが、

たまたまWOWOWでやっていたので今回は『ファインディング・ドリー』(2016)です!

 

映画のチョイスに一貫性がないのはお許しくださいね。

このタイトルは吹き替え版を観たがゆえですが、

まずはあらすじ。

子供の時のドリーとその両親のシーンから映画は始まります。

忘れっぽいためにすぐにはぐれそうになるドリーを両親は注意深く守っているのですが、

次のシーンでは既に子供のドリーは迷子になっています。

迷子になったまま成長したドリーはある日マーリンと出会い、そこからは第1作の『ファインディング・ニモ』のストーリー。

その1年後から、今作の物語が動き始めます。

エイの先生と行った遠足で激流に飲まれたドリーは、忘れていた両親のことを思い出し、マーリンニモの親子とともに、両親を見つける旅に出ます。

激流に乗って3匹はカリフォルニア・モロベイに到着。

道中でイカに襲われ、ニモがケガをしたと思ったドリーが助けを求めて海面に浮上したところ、ドリーは海洋生物研究所の職員によって捕まってしまいます。

ここでストーリーは、海洋生物研究所のドリーと、ドリーを助けようとするニモとマーリンの2つに分かれます。

研究所といってもほとんど水族館のような場所ですが、

ドリーは運ばれた先で7つ足のタコハンクに出会います。

そこでドリー自身につけられたタグをもらうことを条件に、ハンクはドリーの両親探しを手伝うことになります

タグをつけられた魚はクリーブランドの水族館に送られることになっており、海には嫌な思い出しかないと語るハンクはそこに行くことを望んでいたのでした。

ハンクとともに両親の居場所を探す道中で、ドリーはジンベエザメディスティニーシロイルカベイリーにも助けられ、オープンオーシャンという水槽に両親がいることを知ってそこに向かいます。

一方のニモとマーリンは、2人組のアシカが呼んできたベッキーという鳥に運んでもらってドリーを助けに研究所の館内へ。

困難を乗り越えながらオープンオーシャンにたどり着いたドリーですが、そこに両親の姿はありませんでした。

そこでドリーは、自分が誤って急流に流されて、隔離棟につながるパイプに入ったことが両親とはぐれた原因であることを思い出します。

そして両親が研究所内の隔離棟にいるかもしれないという情報を聞き、隔離棟へとつながるパイプへと入っていきます。

パイプの中でドリーは彼女を探していたニモとマーリンと再会し、ディスティニーとベイリーに再び助けられながら隔離棟へ。

しかし、隔離棟でドリーと同じナンヨウハギたちから知らされたのは、両親はおそらくすでに死んでいるだろうということでした。

パニックになるドリー。その上職員たちにみつかったこともあって、ドリーはパイプから転落して海へ、ニモとマーリンはハンクとともにクリーブランド行きの水槽に閉じ込められます。

パニックのあまりニモとマーリンのことまで忘れてしまったドリーが海をさまよっていると、海底に埋められた貝殻を見つけます。

その貝殻が並べられた先で、ドリーは両親再会します

迷子になったドリーが隔離所にいると考えて隔離所にいったけれど、そこにドリーはいなかったので、パイプを伝って海に行ったものと思い、

海で彼女の帰りを待ち続けていたのでした。

ドリーが思い出せるように、貝殻を毎日並べながら。

再会を果たしたドリーはニモとマーリンを助けなければならないことを思い出します。

クリーブランド行きのトラックに乗せられているニモとマーリンをのために、またもディスティニーベイリーに協力してもらって、そしてラッコたちにも助けられて、

さらに鳥のベッキーにも助けられてニモとマーリンを救出。

そんな中、ドリーがハンクに水族館ではなく海にかえるよう説得している間に、トラックは走り出してしまいます。

ドリーの説得で海にかえることを決意したハンクは、トラックをジャックして海に突っ込みます。(めちゃくちゃですね)

そして、全員が海にかえり、すべては無事に終了します

ハンク、ディスティニーとベイリー、ドリーの両親たちも一緒に、みなオーストラリアの海で平和に暮らすのでした。

マーリンとドリーの語り合いで映画は幕を閉じます。

ここがよかった①

トーリー展開の完成度は、やはりピクサー映画らしくよくできていました。

序盤のドリーが迷子のまま成長するシーンはドリーがすっごくかわいいだけに痛ましい感じがするし、

両親探しの旅の序盤のイカに追われるシーンは逃げ切れるはずだとわかっていてもはらはらします。

むやみに明るいだけでない、起伏のある展開です。

研究所内で徐々にドリーの過去がつながっていくのも気持ちがいい

そして隔離棟でパニックに陥るドリーに突如訪れる両親との再会

両親の愛あふれる言葉はきますね、涙腺に。

そこからの怒涛の救出劇

細かくは書きませんが、救出劇の中にも緩急があって、引き込まれます。

出てきてくれ!っていうキャラクターがいいタイミングでバチっと助けにくるのも盛り上がります。

さいごに、ハンクがトラックごと海に突っ込むシーンで突如流れる、サッチモことルイ・アームストロングの「What a wonderful world」。

すごく印象的でした。

とにかく飽きさせない。素晴らしい。

ここがよかった②

ひとりひとりのキャラクターも魅力的です。

大人のドリーはもちろん、子供のドリーの声も見た目もすっごくかわいいです。

マーリンは前と似たような感じですが、ニモは成長した感じがあってしみじみします。

2匹のアシカベッキーディスティニーベイリーなど、脇役も個性的で忘れがたいキャラクターでした。

なによりもタコのハンク

お前がいなかったら、どうしようもなかったよ。

文句なしのMVPだったと思います。

全員が何かの欠点を抱えていて、それをみんなで補っていく感じもまたよかったです。

気になった点

全体で見れば面白い映画だっただけに、気になった点もいくつか。

今作は、整合性という点ではピクサーらしからず力技なところがあったと感じました。

まずハンクですが、優秀すぎです。

陸上でも難なく動き回って、最後は車まで運転する

タコは擬態ができるとはいえ、透明になったりしてますし、擬態がちょっと都合いい感じ。

そしてシロイルカのベイリーのエコーロケーション。すごすぎます。なんでも見えます。

もはや超能力

あと、ニモたちのもともとの住処オーストラリアから研究所のあるカリフォルニアという距離感も気になるところ。

研究所からオーストラリアに帰るまでで一本映画が作れそうです。

あと、ジンベエザメシロイルカが突然居なくなった後の研究所も心配。

と、ここまではもともと魚がしゃべる映画なので全然ありです。

ただ、ちょっと目が行っちゃってるアシカのジェラルドがアシカたちにいじめられてるように見えてしまうシーンは、

アシカの縄張り争いを表しているらしいのですが、必要なかった感じもあります。

そしてなにより、ちょくちょく挟まれる八代亜紀だけはどうしても慣れず。

カリフォルニアなのにね。

本人にはなんの罪もないのですが、場違い感が強くて、映画の雰囲気をややこしくしてた印象です。

海洋生物研究所の表記も漢字だったし。

吹き替え版はそこ以外は、中村アンちゃんも上川隆也さんもよかったです!

まとめ

ピクサーらしいよくできた映画でした。

子供も大人も十分楽しめます

映像も終始美しいです。

ドリーの過去の記憶が伏線になるのも面白かったし

おそらく裏テーマとなっている「障害」にたいするメッセージも感じられました。

ドリーのセリフも印象的なものが多かったですしね。

ツッコミどころはご愛嬌で、

最大の難所八代亜紀も、字幕版で解決です。

いつか字幕版もみようとおもいます!